こんにちは。
昨夜は待望の矢部川城さんの日本酒ペアリングイベント。
ばあばとこばば、それにばあばのお友達でお邪魔しました。



入口には繁桝さんの樽、垂れ幕。
いやがおうにも高まる期待。

室内にも桜のしつらえ。
旬の食材をふんだんに使ったコース料理と、八女のお酒のペアリングを楽しむ夢のようなイベントです。
お行儀よく座っていると、まずはスパークリングが出てきました。


てきぱきと働くスタッフさんたちがグラスに注いでくださいます。
高橋商店の山科さんがお酒を解説してくださって。
お隣の方たちと乾杯!
初めて飲みました、繁桝スパークリング。
まだ市販されていませんが、ほのかな澱が漂う極上のお酒。
ああ、美味しい!
感動しているうちに一皿目が運ばれて来ます。

渓流を模したお皿にからりと揚がった山女魚。
頭も食べられて、骨まで全ていただきました。
春の爽やかな山の香りを感じた気がいたします。
続いて有明海のお魚のお造り。

白子の入っただし醤油や梅玉を使った煎り酒、醤油のムースでいただきます。
続いて八女茶を使ったイノシシしゃぶしゃぶ。

野趣あふれる美味しさなのでございます。
こちらには繁桝純米大吟醸50。
イノシシの野性味にも負けない爽やかさと強さを感じます。

息子さんもお若い料理長さんも目の前でサーブしてくださいます。

続いて八女野菜と海の幸の出会い。
スーパーフードのキヌアの上に、ホタルイカ、筍など。
デコポンのソースでいただきます。
お隣の方と、これは…家では絶対食べられないお料理ですねえ、と談笑。
こちらには繁桝大吟醸50。
うんうん、間違いない。
それから地鶏・国産豚・筍・ソラマメ串焼き。

なんともおしゃれ。
甘辛い豚にはマスタードをたっぷりつけていただきます。
こちらには皆さんお待ちかねの可也純米大吟醸がサーブされました。
こころなしかおかわりを頼まれる方が多かったような。
そろそろお腹もいっぱいになってきましたが、まだまだ。
お次は筍と味噌漬けチーズの木の芽和えにトリュフ。

これねえ、ほんっとに美味しかったんです。
山田錦特別純米との相性もばっちり。
だがしかし、ついついお隣の席のお姉さんとのおしゃべり(初対面)が弾んでしまい、全て食べ終わる前にさげられてしまったこばばです。

いよいよ佳境に差し掛かってきました。
八女茶新芽天ぷら。

これはなんと、熟成大吟醸枯淡をぬる燗で。
枯淡を燗つけるなんて贅沢な飲み方をしたことがなかったこばば、初めて恐る恐る口をつけました。
ああ、これはこれで素晴らしい。
どうやらこばばよりいける口の隣のお姉さん、手酌でくいくいといかれておりました。
メインは牛肉酒粕漬け炭火焼。
会の初めから、ガラス窓の向こうでもうもうと煙をあげている存在感が気になっておりました。
うむ、酒粕の自然な味わいがなんとも。

こんなにごちそうが続いて、ばあばはちゃんと食べきれているかしら…ちらりと横目で確認しましたが、心配の必要もなくどのお皿も、お酒のグラスも、全てきれいになくなっておりました。
ついに、しめの八女産米焼きおにぎり茶漬け、デザートの日本酒のシャーベット。
ここまでくるともはや写真を撮るのも忘れておりました。
どのお料理も素晴らしく美味しく、美食と美酒の宴は幕を閉じたのでした。
お土産には繁桝の純米大吟醸と、箱入娘チョコレートボンボン迄いただきました。
お腹いっぱいになって外に出ると、とっぷりと暗くなった夜空に映える桜。

社長様ご夫妻、息子さん、お若い料理長さん、スタッフの皆さん、高橋商店の山科さん。
お蔭でめったに食べられないお料理と楽しい時間を味わう事が出来ました。
有難うございました。
若い感性が生かされた矢部川城さんのお料理、皆様もどうぞ召し上がってください。
posted by 池田屋酒店 at 13:40|
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